煤竹と黒柿の梁
古い民家の土蔵で軒下に取り残された太い黒柿の梁は虫喰いになっていた。
黒くぴかぴかに光る土庭の隅で日陰をつくる大きな柿の木。
麦わら屋根の裏で大きく揺れる緑の竹林。
裸足で登ったあの木肌の感触はまだ思い出せる。
こんな記憶の風景を想い出しながら削った。
どうだろ、景色はうまく映せたかなぁ・・・・。
素材に良いも悪いもないと思っているが、使う 使わないは勿論ある。
銘木と名の付く杢におんぶに抱っこじゃ芸がないし
それにおいらの腕じゃまだまだそれらの素材に申し訳ない。
もうすこし‘できる’ようになったら使わせて頂きます。
それまでもう少し‘なにか’を創ってみますか。
そこへ、なんとなんとの追加放流だって!? 大笑いの数時間でした。
by ShimaNets
| 2008-04-26 00:33
| もそもそっと・・・作品