人気ブログランキング | 話題のタグを見る

g i @ n t の も そ も そ フ ロ ク 

煤竹と黒柿の梁

煤竹と黒柿の梁_d0132880_2043236.jpg
古い民家の天井で燻された竹は煤に包まれて飴色になっていた。
古い民家の土蔵で軒下に取り残された太い黒柿の梁は虫喰いになっていた。
煤竹と黒柿の梁_d0132880_2355518.jpg
煤竹と黒柿の梁_d0132880_18393578.jpg
ふたつの素材は昔懐かしい風景の中にあった。
黒くぴかぴかに光る土庭の隅で日陰をつくる大きな柿の木。
麦わら屋根の裏で大きく揺れる緑の竹林。
裸足で登ったあの木肌の感触はまだ思い出せる。

こんな記憶の風景を想い出しながら削った。
どうだろ、景色はうまく映せたかなぁ・・・・。
煤竹と黒柿の梁_d0132880_18355950.jpg
今はあまり銘木と言われるものに拘りを持たない。
素材に良いも悪いもないと思っているが、使う 使わないは勿論ある。
銘木と名の付く杢におんぶに抱っこじゃ芸がないし
それにおいらの腕じゃまだまだそれらの素材に申し訳ない。
もうすこし‘できる’ようになったら使わせて頂きます。

それまでもう少し‘なにか’を創ってみますか。

煤竹と黒柿の梁_d0132880_08532.jpg
今日(土)のA川C&R区間、F氏と2人占め状態。
そこへ、なんとなんとの追加放流だって!? 大笑いの数時間でした。
by ShimaNets | 2008-04-26 00:33 | もそもそっと・・・作品