Angel
ここは大きな白石の中にポイントが点在するお気に入りの場所だ。
でない、でない? おかしいなあ、いるはずなんだけど?
ダメなときっていつもこんなことを言ってるような気がする。
諦めの中、座り込んだピンボケの一点凝視が石の上に何かを見つけた。
白い小さな羽根だ。
特に興味があったわけではないが何気なく億劫な手で拾いあげた。
そして指先でクルクルと諦めの遊び道具になっていた。
ずれた焦点でクルクルと回る白い小さな羽根を見ている。
すると、「 ! 」という感じが一点凝視を一瞬にして解いた。
頭の中では妄想スケッチがすでに始まっている。フライとネットだ。
そうだ!コレならでる!えっえっ!これってもしかして‘天使の羽根’? なんて
似合わぬ思いつきに口元を緩ませ、その羽根をFlyBoxに入れた。
そしてフライを巻いてみた。あまり考えずに巻いてしまった。
やはり、少しの‘恥ずかしさ’みたいなものが無かった訳じゃない。
ドライにしたかったのだが見た目は中途半端なソフトハックルといったところだ。
そして翌週、溪を釣り上がりお気に入りの場所に着いた。
もちろんここで妄想フライ‘天使の羽根’を結ぶ。
白い大きな石に隠れ、あの小さなプールへとキャスト・・・
天使の羽根は静かに落ちて水面を張り付くようにゆっくり流れだした。
Angelシリーズ「天使の羽根」
つづきはあなたが・・・ とキャストしちゃいます。
Angelシリーズ「森の天使」
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でない、でない? おかしいなあ、いるはずなんだけど?
ダメなときっていつもこんなことを言ってるような気がする。
諦めの中、座り込んだピンボケの一点凝視が石の上に何かを見つけた。
白い小さな羽根だ。
特に興味があったわけではないが何気なく億劫な手で拾いあげた。
そして指先でクルクルと諦めの遊び道具になっていた。
ずれた焦点でクルクルと回る白い小さな羽根を見ている。
すると、「 ! 」という感じが一点凝視を一瞬にして解いた。
頭の中では妄想スケッチがすでに始まっている。フライとネットだ。
そうだ!コレならでる!えっえっ!これってもしかして‘天使の羽根’? なんて
似合わぬ思いつきに口元を緩ませ、その羽根をFlyBoxに入れた。
そしてフライを巻いてみた。あまり考えずに巻いてしまった。
やはり、少しの‘恥ずかしさ’みたいなものが無かった訳じゃない。
ドライにしたかったのだが見た目は中途半端なソフトハックルといったところだ。
そして翌週、溪を釣り上がりお気に入りの場所に着いた。
もちろんここで妄想フライ‘天使の羽根’を結ぶ。
白い大きな石に隠れ、あの小さなプールへとキャスト・・・
天使の羽根は静かに落ちて水面を張り付くようにゆっくり流れだした。
Angelシリーズ「天使の羽根」
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by ShimaNets
| 2007-10-10 02:24
| もそもそっと・・・作品